宇奈月から欅平まで、峡谷の斜面を縫って一時間二十分かけて走る小さな鉄道。窓のない開放車両では谷を渡る風をそのまま浴び、赤い後曳橋や深い淵が次々に現れる。もとは電源開発の資材輸送用という成り立ちも面白く、紅葉の季節は席が取りにくいほど人気。