松阪の山あいにある不動堂で、そばを落ちる荒滝の水音がずっと聞こえている。門前の斜面は五月になるとつつじで赤く染まり、滝と花を同時に眺められる。渓谷沿いの道を分け入って行くため、着くころには町の喧騒を完全に忘れている。